FC町田ゼルビアは1月15日、町田市内のホテルで2010シーズン新体制の発表記者会を開催し、12人の新加入選手を紹介した。
冒頭、FC町田ゼルビア・ゼネラルマネジャーの岡本純さんは「J2でも戦える選手を選んだ。つなぐサッカーを目指し、選手が切磋琢磨(せっさたくま)する良いチームにしていきたい」とあいさつ。
新加入選手を合わせたトップチームの人数は29人。「けが人が出たときのバックアップ、試合に出ていない選手にも出場機会を与える紅白戦を行うため、すべてのポジションで2人以上そろえた」(岡本さん)。
新加入選手は、GK=吉田宗弘(アビスパ福岡)、野口貴裕(麻布大学付属淵野辺高校)、DF=藤田泰成(徳島ヴォルティス)、鈴木祐輔(AC長野パルセイロ)永野諒(ギラヴァンツ北九州)斉藤広野(横河武蔵野FC)、川邊裕紀(国士舘大学)、MF=太田康介(横河武蔵野FC)鈴木崇文(東京学芸大学)、北井佑季(近畿大学)、FW=木島良輔(ロアッソ熊本)、小川巧(帝京大学)。
野口選手はFC町田ジュニアユース出身。Jチームからの移籍は3人。木島選手は「ゴールは誰にも譲りたくない」と意気込みをみせる。吉田選手は「現役にこだわった。JFLのチームに所属するのは初めてでチャレンジだが、J昇格を目標とするチームでプレーできることがうれしい」と話す。藤田選手は欠席した。
昨年末、監督に就任した元日本代表DFの相馬直樹監督は「昨シーズンは、後半残り5分で守りに入って選手が自陣に下がるシーンが見られた。今シーズンは自陣にこもらない戦いをしたい。選手には攻守両面にかかわるように力を発揮してもらいたい」と期待を寄せる。