江戸時代~明治時代に描かれた美人画の魅力を一望する「浮世絵 -美人画の19世紀-」展が3月13日より、町田市立国際版画美術館(町田市原町田4、TEL 042-726-2771)で開催される。
美人画は浮世絵の主要なジャンル。19世紀は、もっとも名高い美人画家、喜多川歌麿が幕府の取り締まりで筆を折った事件の後、歌川国貞や渓斎英泉らが描いた花魁(おいらん)や町娘などの生活感漂う作品が人気を集め、明治時代には月岡芳年や豊原国周らが新しいスタイルで文明開化期の女性を描いた。
同展は、千葉市美術館所蔵の喜多川歌麿、鳥文斎栄之、渓斎英泉ら浮世絵界を代表する美人画の名手の作品39点を特別公開するほか、版画美術館のコレクションから三代歌川豊国、歌川国芳、歌川広重、月岡芳年などの作品、合計約120点を紹介する。
開館時間は、平日=10時~17時、土曜・日曜・祝日=10時~17時30分。観覧料は、一般=400円、高校・大学生=200円、65歳以上=200円、中学生以下無料。初日は無料。月曜休館(月曜が祝日の場合は開館、翌火曜休館)。4月4日まで。