ドラッグストアの運営や調剤事業などを手がけるセイジョー(東京都府中市)は3月16日、省エネ設備を導入した環境配慮型の実験店舗「セイジョー上鶴間本町店」(相模原市上鶴間本町2)をJR町田駅南口にオープンした。
284店舗目となる同店の店舗面積は約150坪。店内照明にノートパソコンなどのバックライトとして普及している次世代照明CCFL照明(冷陰極蛍光ランプ)を導入するほか、化粧品什器と冷蔵ケースにLED照明を利用、空調システムをインバーター型エアコンに変更した。「CCFLはLEDと同等の性能を持ちながら、現時点では導入コストが安価なため、既存店や新店へ導入などの拡張性が高い照明」と同社。
年間の消費電力削減率は33.4%(同社現行比)、二酸化炭素削減量は3万9344キログラム。既存店の2~3倍のイニシャルコストが必要となるが、ランニングコストの削減により3~5年で回収できる予定。
今回の取り組みについて、同社経営企画室の綿貫さんは「企業の社会的責任(CSR)への取り組み、出店に関するトータルコストの削減が目的。当店で取り組みの検証を行い、新店や既存店への導入を検討する」と前向きな姿勢をみせる。
営業時間は10時~22時。