相模原のダチョウ牧場が直営カレー店-卵を使った限定スイーツも

すじ肉を煮込んだスープをベースとした、さっぱりとした味わいが特徴の「ダチョウカレー」と地場産野菜のサラダ

すじ肉を煮込んだスープをベースとした、さっぱりとした味わいが特徴の「ダチョウカレー」と地場産野菜のサラダ

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 神奈川県内唯一のダチョウ牧場「スマイルオーストリッチ」が経営するカレー店「ふもと」(相模原市緑区葉山島)が3月2日、相模川沿いの葉山島バーベキュー場内にオープンした。

神奈川県内唯一のダチョウ牧場

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 農地に囲まれたビニールハウスで営業する同店。席数は8席。同社広報担当の麓(ふもと)あかねさんは「ダチョウの肉は高タンパク低カロリーでヘルシー。ダチョウの肉を広く知ってもらうため直営店を開くことにした」と説明する。

 主なメニューは、すじ肉を煮込んだスープをベースとした、さっぱりとした味わいが特徴のダチョウカレー(800円、1日5食限定)や、野菜カレーやチキンカレー、キーマカレー(すべて700円、サラダ食べ放題付は200円追加)などの日替わりカレー。周辺の農地で収穫する旬の野菜を使った料理も提供する。卵がとれたときだけ提供する限定メニュー「ダチョウの卵のシフォンケーキ」(300円)は、「ニワトリの卵よりも、フワフワの食感とくせのない味わい」(麓さん)。

 「当店の周辺には、旧家の街並みや相生の滝、相模川河川敷などの観光スポットがある。散策の休憩などにもお寄りいただければ」とも。

 ダチョウ牧場「スマイルオーストリッチ」(中央区田名)は、農業経営に法人が参加できる「新都市農業創出特区」の市内認定第1号。同社は昨年1月に経営を引き継いだ。1,500坪の敷地に、食肉用・繁殖用合わせて30羽のダチョウを飼育する。

 麓善五郎社長は「処分は春と秋の年2回。1回に生後約1年半のダチョウ約20匹を山形県で精肉加工する。1羽の体重100キロのうち食用になるのは20キロ程度。生産量が少ないため、小売りはせず、レストランや割烹などに直接卸している」と話す。「生産規模を拡大し、相模原ブランドとして認知されるように頑張っていきたい」と意気込みをみせる。

 営業時間は11時30分~14時30分。日曜・月曜定休。ダチョウ牧場の見学料金は500円。日曜以外は予約が必要。

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