元Jリーガー4人と対戦する「缶けり」大会が7月17日、緑山スタジオ(横浜市青葉区緑山)で行われた。開催はUCC缶コーヒーのプロモーションの一環。
ツイッターやユーチューブ、ユーストリームなどのソーシャルメディアを活用し、ウェブ空間で行われた缶けり大会「THE CANKERI THE CLEAR(ザ・カンケリ ザ・クリア)キャンペーン」を現実世界で実施する同企画。ウェブ大会の成績上位入賞など42人のほか、特別ゲストとして元Jリーガーの水内猛さん、中西永輔さん、林健太郎さん、西野努さんが参加した。
参加者は攻撃側(缶をける側)のチームをつくり、特別ゲストが務める守備側(オニ)と戦う。ポイント制や時間帯でオニが増えるなどの独自ルールで1試合10分間を2試合実施。「缶けりは決まったルールがない。スタッフは週末、公園に集まって(笑)、実際に缶けりをしながらルールを研究した」(担当者)という。
同キャンペーン事務局の調べでは、昔缶けりをして遊んだことがある大人が92%であるのに対し、子どもは25%。「ウェブキャンペーンを企画するなかで、実際に缶けりをやってみようというアイデアが生まれた。自社製品をけ飛ばすという企画を問題視する声もあったが、本気でけ飛ばすくらいの元気が必要では、という意見にまとまった。大人も子どもも屋外で元気に走り回ってもらいたいと考えた」。
リアル缶けりの感想について、ウェブ大会優勝者は「一人で参加するウェブと異なり、リアル缶けりはチームプレーが重要。誰がどのように動くのかを予測するのは難しいが楽しみたい」と話す。参加者の多くは初対面ながら、一緒に元Jリーガー攻略作戦を検討。試合後に打ち上げをしようと盛り上がるグループもあり、童心に返って缶けりを楽しむ光景が見られた。