町田市立国際版画美術館(町田市原町田4、TEL 042-726-2771)は8月14日より、美術作品の主題として古くから絶え間なく描かれてきた「人」に焦点を当てた企画展を開催する。
版画には、肖像画や自画像、奇妙で不思議な想像上の人物、抽象的なイメージなど、多くの「人」が描かれてきた。同展では、欧米版画に見る人物表現を4つのテーマに分けて計約130点を展示する
「さまざまな人物」では、17世紀オランダのレンブラントから20世紀のマティスやルオー、レジェなど。バラエティーに富む人物表現を紹介。「自分を描く」では、ヴェンツェル・ホラーやシャガールやキキ・スミスなどの「自画像」を集めた。
人のようで人でないような不思議なかたちの版画を集めた「変な人たち」では、ジャン=エティエンヌ・リオタール、アンリ・ミショー、ホルスト・アンテスの作品、「おもしろいカラダ」では、女性の足や腰に注目したアレン・ジョーンズ、カラダの一部を巨大な彫刻にするアイデアを版画にしたクレス・オルデンバーグの作品などを紹介する
開館時間は10時~17時(土曜・日曜・祝日は17時30分まで)。観覧料は、一般=500円、高校・大学生=250円、65歳以上=250円、中学生以下無料。初日は無料。月曜休館(月曜が祝日の場合は開館、翌火曜休館)。9月26日まで。