町田にいす修復工房-ウイーン修行の若手女性職人が独立

いすを修復する柴田葉月さん

いすを修復する柴田葉月さん

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 いすの張り替えと修復を行う工房「工象 町田」(町田市原町田6、TEL 042-727-0778)が原町田大通りにオープンして半年が過ぎた。店主の柴田葉月さんは「50~60歳くらいの方を中心に長年使い続けたダイニングセットの張り替え注文が多い」と話す。

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 柴田さんは大学でプロダクトデザインを学んだ後、「ものづくりの仕事がしたくて」(柴田さん)、埼玉県内の家具工房で5年間修業。さらにウイーンのクラフト家具製作会社で約8カ月、アンティーク家具修復の研修を受けた。2007年に国家検定椅子張り技能士の資格を取得。

 「いすは木枠とクッション、大きく2つの作業工程に分かれる。クッションは布地の張り替え、スプリングや詰め物を修復することで長く使うことができる」という。張り替え工賃は、食堂いす1脚=4,000円、2人掛けソファ=4万円。布地は1メートル=4,000円~5,000円程度。

 「女性のいす張り替え職人は少ない。技術、根気、体力のいる仕事だが、気に入って買ったいすがよみがえって喜ぶお客さんのことを思うと頑張れる。いす製作のオーダーメードも受注していきたい」と意気込みをみせる。

 営業時間は10時~19時。日曜・祝日定休。

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