相模原のベーカリー「ボナペティ」(相模原市南区東林間3、TEL 042-741-0338)は9月22日、相模女子大学と共同開発した「健康パン」を発売した。
同商品は「地域の大学と連携して相模原の名産を使用した新商品を作りたい」という同店の相談を受けた相模原商工会議所が仲介役となり、同大学栄養科学部の野田艶子ゼミと共同で開発した。
開発プロジェクトは6月末にスタート。計11回の打ち合わせと試作品テストを繰り返し、栄養学を基に美肌や糖尿病などに効能のある成分を配合し、「おいしさ」と「健康にいい」の両方を実現した。
商品は、「きれいになりたい」「糖尿病」「高血圧」「妊婦」の各テーマ別に計10種類を開発。「くま子さんの美肌パン」(160円)は、「カボチャ・ホウレン草・ゴマのビタミンACE(エース)を一緒に取ることで抗酸化作用をアップ。体の活性酸素や過酸化脂質の害を抑え、若々しい肌をサポートする」という。
「玄米フルーツパン」(150円、2個入り)は、「腸内でコレステロールを吸着し体外へ排出する食物繊維を豊富に含む」という玄米と寒天を使用。「動脈硬化・高血圧・認知症を予防する効果がある」というDHAと、「血液をサラサラにし、心筋梗塞(こうそく)などの血栓予防に効果がある」というEPAを含むのは「ほねほねパン」(130円)。
同店の田代日出夫社長は「魚を材料にするパンなど、思いがけないアイデアを学生からもらった。油脂分、塩分、糖分を従来のパンの半分以下に抑えているので、健康を気遣う方に食べていただければ」と話す。
営業時間は7時~19時(木曜は18時まで)。第2月曜定休。