オーディオテクニカ(町田市成瀬)は3月11日、子ども用ステレオヘッドホン「iico(イイコ)」を発売する。
同社が子ども向けヘッドホンを販売するのは今回が初めて。同社によれば、近年、携帯音楽プレーヤーや携帯ゲーム機器が小さな子どもの生活に溶け込み、日常的にヘッドホンを使用する子どもが増加傾向にあるという。今年1月に実施した調査では、56%の子どもが日常的にヘッドホンを使用し、ヘッドホンの使用による聴力低下を64%の両親が心配しているという結果が出た。
「そのような環境の変化を受け、欧米では子どもの聴力を守るために、携帯音楽プレーヤーを使用する場合の音量規制の検討も始まっている」(同社広報担当)という。
イイコシリーズのATH-K101は音量を85dB以下に自動で制限する「あんしん回路」を搭載。ATH-K01は通常の音量から33dB小さい音を出力する「やさしさ設計」を搭載する。「ATH-K101はポータブルゲームや音楽プレーヤーへの接続、ATH-K01は電子ピアノやテレビなど音量変化の大きい機器への接続が向いている」
機能面に加え、ポップなカラーと小さな手になじみやすいボディー、ぶつかりに強いラバーハウジングも特徴。価格はオープンで、市場予想売価はATH-K101=4,000円前後、ATH-K01=3,000円前後。