市民団体「町田ゼルビアを支える会」(町田市原町田4)は3月7日、町田市議会に「FC町田ゼルビアへのJリーグ加盟のための支援を求める」請願書と5万65人の署名を提出した。
請願は、Jリーグが定める基準を満たしたスタジアムや周辺環境などのインフラ整備、運営に関する協力や指導など、Jリーグ加盟のための包括的な支援を町田市に求めるもの。「会期中の市議会でJリーグ加盟に必要なスタジアム整備計画を作成するための予算案が計上されているが、整備が行われるかどうかは、まだ決まっていない。後押しの請願と考えている」と同団体事務局長の石黒修一さん。
同団体は市民有志が結成し、昨年10月11日より署名活動を開始した。3月7日までの署名数は5万65人。当初目標「市人口(約42万人)の1割以上」をクリアした。「活動を通じてゼルビアを応援する人の熱い思いを受け止めてきた。企業などの主導で署名を集めるのではなく、市民やサポーターが、スタジアムや街頭などで署名を集めた。一筆一筆、重い署名だと思っている」(石黒さん)。
請願は、市民が市議会に直接要望できる制度で、提出には議員の紹介が必要。同署名の紹介議員は佐藤伸一郎議員と白川哲也議員。議会は今後、請願の趣旨を審議して、採択・不採択などを決定する。
同団体の今後の活動について、石黒さんは「(スタジアム完成時期にかかわらず)来年度のJリーグ昇格を願い、周知活動などでゼルビアを支援していきたい」と意気込みをみせる。