町田市は4月より、店舗や事業所などのトイレを一般開放する「公共トイレ協力店」をスタート。併せて、市内110カ所の公共トイレ情報を盛り込んだマップを配布する。
市では、「市民や来訪者がいつでもどこでもトイレを利用できる環境づくり」を進めるため、昨年10月、トイレを一般に開放する施設を募集。スーパーやコンビニエンスストア、市民団体など18施設が募集に応じた。水道代やトイレットペーパー代は協力施設の負担。
取り組みについて、町田市環境資源部環境保全課の藤谷課長は「市民からの公共トイレ設置の要望に応えることが、場所の確保や周辺環境との調和などの面で難しくなっている」と説明。「例えば境川のウオーキングコース沿いに公共トイレを設置するのは河川管理などの面で難しかった。今回、河川近くのコンビニエンスストア2店の協力を得て、トイレを利用していただくことが可能になった」
トイレマップは、町田駅・成瀬駅・つくし野駅・南町田駅・玉川学園前駅・鶴川駅・多摩境駅・相原駅の8種類。駅周辺のトイレの名称、住所、利用時間、地図などの情報を盛り込む。市役所、各市民センター、町田ツーリストギャラリー、主要駅などで配布予定。町田市ホームページでもダウンロードできる。
公共トイレ協力店の利用、トイレマップの配布開始は4月1日を予定。