相模大野の住宅街にベーグル専門店「wakka bagel(ワッカベーグル)」(相模原市南区旭町、TEL 042-747-3888)がオープンして4カ月が過ぎた。
店主の一井諭さんは都内のベーグル店で7年間修行。趣味だというベーカリー巡りをするうちに、住宅街にある店のたたずまいに引かれ、「周辺には公園や小学校、隣は銭湯。ファミリー層が多い」と、あえて繁華街から離れた場所に出店した。
売り場面積は約3坪。「店に入るとベーグルに囲まれている感じがするように」と白木を基調とした小さな店内に造り付けた古材の棚にベーグルを並べる。
ベーグルはプレーン(160円)、クルミ(170円)、オレンジチョコ(210円)、マカデミアオリーブ(240円)など毎日約20種類を取りそろえる。食べやすさを重視した堅めの食感が特徴。国産小麦の中でも希少な品種をメーンに4種類の小麦粉をブレンドし、低温長時間発酵で小麦粉本来の甘さを引き出したという。
「オープン当初はスイーツ系ベーグルを多く取りそろえていたが、男性客の要望でワインに合うような食事系ベーグルを増やしている」と一井さん。「より多くの人に知ってもらい、地域密着の店になれば。日々、勉強を重ねておいしいベーグルを提供していきたい」と意気込みをみせる。
営業時間は9時~18時。月曜と第2・4火曜定休。
※2016年4月に閉店