ダンサー森川弘和さんとミュージシャン青柳拓次さんが競演する公演「Re:AAAA(リ・エーフォー)」が6月24日より、川崎市アートセンター(川崎市麻生区万福寺6)で行われる。
公演は、異ジャンルの組み合わせによる新しい舞台の可能性を探る同センターのプロジェクト「Beyond the Border Series」の一環。前回公演「AAAA(エーフォー)」の反響が大きかったことから、2人が同劇場に2週間滞在して再創作した。
作品のモチーフは「白いA4コピー用紙」。森川さんと美術担当の森本達郎さんが2009 年、京都で発表した小品「A 4(エーヨン)」以来、一貫して使い続ける。紙を大量に積み重ねて形成した白く硬質なオブジェは、美術作品としての美しさを持つともに、森川さんの身体が介入することで時間の経過とともに姿を変える。
森川さんはフランスでマイムとサーカスを学んだ後、京都で活動。小野寺修二/カンパニーデラシネラ、じゅんじゅんSCIENCEなどのプロジェクトに参加。瞬発力と抜群のボディーバランスを生かした動きで高い評価を得ている。青柳さんは、音楽ユニット「LITTLE CREATURES(リトルクリーチャーズ)」でボーカルとギターを務めるほか、エッセーや詩、絵本の原作などの制作も行っている。
公演について、森川さんは「青柳さんが作り出す音は、身体の動きだけでは到達しえない場所に連れて行ってくれる。今回はどんな音楽と出合えるのか、そしてそこからどう発展していけるのか、今からとても楽しみ」と話す。
開演は、24 日=19時30分、25 日・26日=17時。チケット料金は、一般=3,500 円(前売り3,000円)、ユース(27歳以下)=2,500円(同2,000 円)、高校生以下=1,500円。関連企画として青柳さんの写真展「手をたたきながら」も22 日~7 月3 日に開催。入場無料。