日本フットサルリーグ(Fリーグ)のASVペスカドーラ町田は6月23日、2011シーズンのチーム体制を発表した。新加入6選手を迎え、7月末から始まるリーグ戦で初優勝を目指す。
昨シーズンは優勝候補の一角に挙げられながら下位に沈んだペスカドーラ。関野淳太新監督の下、下部組織から6選手を昇格させた。他チームからの移籍はない。「下部組織の強化、若手選手の育成は、チームが毎年安定したパフォーマンスを発揮することを考えたときに絶対に必要。昨年度から在籍している選手が、優勝争いをできる戦力であることから、選手たちの『結束』があれば必ず良い結果がついてくる」と、広報・ディレクターの増山竜平さんは説明する。
7月31日から始まるリーグ戦は4年連続優勝の名古屋オーシャンズが君臨する。「名古屋は全選手がプロ契約、一流外国人をそろえる強力なチーム。ただ、ベガルタ仙台が現在Jリーグで好結果を残しているように、目的意識の統一など、戦う集団として結束していれば優勝の可能性は十分にある。昨シーズンの反省を糧にできれば結果はついてくる」
リーグ開幕に先立ち7月10日、町田市立総合体育館(町田市南成瀬5)で湘南ベルマーレとプレシーズンマッチを行う。今シーズン最初のホームゲームとなる同試合、東日本大震災の影響で延期にしていたファン感謝デーも開催する。
選手らは試合と練習の合間に地元のイベントや清掃活動にも参加し、地域との交流を図る。「我々のホームタウンは町田市。町田市の皆さまの協力がなければFリーグに参戦することすら不可能。地元のイベントに参加することで少しでも役に立てれば。町田市の少年サッカーチームへのトップチーム選手による巡回指導をスタートした。今シーズン中、25チーム全てを回れれば」と増山さん。
「ホームゲームでは試合終了後の熱いピッチ上で、出場選手も含めた全選手と実際にフットサルを楽しむ企画なども用意している。誰でも参加できる内容。選手を皆さまに知ってもらう意味でもぜひ参加していただければ」と呼び掛ける。
プレシーズンマッチのキックオフは15時。当日チケットの料金は、グランドアリーナ大人=3,000円、アリーナ・スタンド大人=2,500円。中学生以下は観戦無料(グランドアリーナ席除く)。