ペスカドーラ町田、今季最終戦で勝利-元日本代表主将、藤井選手引退セレモニーも

今季最終戦に臨んだペスカドーラ町田

今季最終戦に臨んだペスカドーラ町田

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 日本フットサルリーグ(Fリーグ)の今季最終戦が2月20日、町田市立総合体育館(町田市南成瀬5)で行われ、ペスカドーラ町田がエスポラーダ北海道に5対1で勝利した。観客数は1,698人。

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 昨シーズン準優勝の町田。今季はあと一歩のところで勝ち星に見放され下位に低迷。11月にはジュニオール監督が辞任するなど厳しいシーズンとなった。今年は未勝利状態の6連敗でホーム最終戦を迎えた。北海道との対戦成績は2勝1分2敗のイーブンだが、今季は2連敗で町田の負け越しが決まっている。

 試合は前半、互角の戦い。互いにチャンスを演出するもゴレイロの好セーブで得点を許さず、0対0で終了。後半は序盤から町田が主導権を握る。1分、稲田選手からフリーでパスを受けた金山選手がゴール右隅に流し込み先制。さらに3分後には敵陣左コーナーの素早いパス交換から篠崎選手がミドルシュートをたたき込み2点目。北海道もフリーキックから得点。一進一退の展開となるも、残り5分でゴレイロも攻撃に参加するパワープレーに出た北海道から藤井選手、金山選手、大地選手が追加点を挙げ、ホーム最終戦を勝利で飾った。

 この結果、町田は7勝3分17敗の9位でリーグ戦を終えた。優勝は名古屋オーシャンズで4季連続4回目。

 試合後の最終戦セレモニーで甲斐代表は「ふがいないシーズンだったが、関係者の協力で無事にシーズンを終えることができた。感謝している」と話し、今シーズンで引退する藤井選手について、「フットサル界を先頭で引っ張ってきた選手。経験とハートのある選手がいなくなるのはチームにとってマイナスだが、これからもチーム、スタッフ一丸となって戦っていく」と誓った。

 引退セレモニーで選手から胴上げされた藤井選手は「言葉では言い尽くせないが、感謝の気持ちでいっぱい。フットサル人生は幸せそのものだった。たくさんの人に出会い、学び、経験した。今後もフットサルの普及、発展のために戦っていきたい」とあいさつした。藤井選手はフットサル日本代表で主将を務め、日本フットサル界をけん引。ペスカドーラ町田のFリーグ2009準優勝の立役者で、ベスト5にも選ばれた。

 次の公式戦は、第16回全日本フットサル選手権大会。3月4日~6日にグリーンアリーナ神戸で行われる1次ラウンドで、ナスパ四日市、デウソン神戸、レオン福岡と対戦する。

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