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「アートラボはしもと」再整備白紙に イトーヨーカ堂が撤退

アートラボはしもと建設予定地

アートラボはしもと建設予定地

 相模原市は5月26日、橋本地区の文化施設「アートラボはしもと」(相模原市緑区橋本5)の再整備事業について、優先交渉権者だったイトーヨーカ堂(東京都千代田区)から辞退の申し出を受け、5月20日付で基本協定を解除したと発表した。

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 同事業は、2021年8月に建物の老朽化により閉館した「アートラボはしもと」の後継施設を整備するもの。民間活力を活用した官民合築による複合施設を目指し、アートを通じた地域コミュニティの形成やにぎわい創出を目的としていた。

 イトーヨーカ堂は、隣接する商業施設「アリオ橋本」の平面駐車場の一部と市有地を活用して増床棟を新設し、その内部に後継施設を設ける計画を提案。2024年1月に市と基本協定を締結し、地域とアートの連携を図る「アート解放区」を掲げて再出発を図っていたが、近年の資材価格や人件費の上昇により建設費が当初の想定を大幅に上回り、事業採算性の維持が困難になったという。

 同事業を巡っては、2022年にも住宅展示場との併設を提案したファジー・アド・オフィス(東京都新宿区)が優先交渉権者に選定されたが、住宅メーカーの参画が見込めないとして2023年に辞退。その後、次点交渉権者だったイトーヨーカ堂に権利が移行していた。

 「アートラボはしもと」は2012(平成24)年、民間から寄贈された施設を活用して開設。近隣の美術大学などと連携した展覧会やワークショップを展開する拠点として親しまれてきた。市は今後、事業スキームや民間需要の動向を改めて精査し、再整備の実現に向けた検討を進めるとしている。

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