FC町田ゼルビア、V・ファーレン長崎に快勝-前期大敗の雪辱果たす

途中交代のユン選手のパスを酒井選手が決めて3点目。満面の笑みで選手を祝福するポポヴィッチ監督。

途中交代のユン選手のパスを酒井選手が決めて3点目。満面の笑みで選手を祝福するポポヴィッチ監督。

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 日本フットボールリーグ(JFL)後期第7節が9月11日、町田市立陸上競技場(町田市野津田)で行われ、FC町田ゼルビアはV・ファーレン長崎に3対0(前半1対0)で勝利した。観客数は3867人。

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 約1カ月ぶりのリーグ戦は、J準加盟チーム同士の今季第2戦。前回はホーム長崎が5対1で大勝している。ゼルビアのポポヴィッチ監督は、天皇杯予選と本戦1回戦を戦いながら、選手のコンディションを整えて試合に臨んだ。

 試合前半、ゼルビアは中盤でパスをつなぎ優位に攻める。長崎はカウンター主体の攻撃。37分、得点ランキング首位の長崎FW有光亮太選手の決定的なシュートをゼルビアGK吉田宗弘選手がファインセーブ。ゼルビアは42分、MF北井佑季選手から7本のパスをつなぎ、最後はFWドラガン・ディミッチ選手が決めて先制。前半を折り返す。

 後半も町田が攻勢をかけるが得点につながらない。するとポポヴィッチ監督は、北井選手に替えて酒井良選手を投入。酒井選手の豊富な運動量で攻撃が活性化する。そして71分にMF鈴木崇文選手、89分に酒井選手がそれぞれ決めて、3対0で快勝。前回の雪辱を果たした。

 試合後、長崎の佐野達監督は「チャンスの数は同じくらいだが決定力の差が勝敗を分けた。けがでセンターバックの交代をした。戦略的な交代ができなくて残念。後半、相手の足が止まって1点取れれば、結果が違っていたかもしれない」と話す。

 ポポヴィッチ監督は「強敵を相手に魅力的なサッカーを展開することができた。今日は(天皇杯予選の専大戦で負傷した)修行が退院し、観戦に来ていた。良いプレゼントになった」と話す。酒井選手の得点シーンで飛び上がって喜んだことについて、「トレーニングしたことを選手が試合で見せてくれた。前試合で休ませた、途中出場の酒井とユンが活躍した。そういう選手を見ると、とてもうれしくなる」と振り返った。

 この日、陸上競技場では朝日新聞が「東日本大震災報道写真展」や小中学生を対象にした「一日記者体験」を開催。メジャーデビューしたばかりの町田出身6人ロックバンド「Brand New Vibe(ブランニューバイブ)」のライブなど、多彩な催しが行われた。

 次のホームゲームは10月2日、西が丘サッカー場(北区)で栃木ウーヴァFCと対戦する。

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