アメリカンフットボール・Xリーグファイナルステージ(準決勝)が12月2日、横浜スタジアムで行われ、ノジマ相模原ライズはオービックシーガルズに10対24で敗れた。
「オーバー・ザ・トップ」をスローガンに日本一を目指す2年目のシーズン。昨年からメンバーが大幅に入れ替わったノジマは、初夏の大会で富士通に力負けして攻撃面での課題を残した。しかし、秋のXリーグでは土壇場の試合で西地区1位のパナソニックに1点差で勝利するなど粘り強さを発揮し、ファイナルステージ進出を決めた。対戦相手は2年連続日本一のオービック。
試合はノジマがフィールドゴールで先制するが、オービックQB菅原俊選手に52ヤードのタッチダウンパスを決められるなど、3対13で前半を終了。第3クオーターにはパスインターセプトやQBサックを許して3対24と突き放される。しかし第4クオーター、ノジマが持ち前の粘りを見せる。DB北村雅史選手がエンドゾーン手前でパスカットに成功。QB小島崇嘉選手のタッチダウンパスで一矢を報いて試合終了。2年連続のベスト4で今シーズンを終えた。
試合後、ノジマの伊倉良太キャプテンは「日本一を目指したことは、みんなにとって宝物。チームには伸び盛りの選手がいる。来年こそ日本一をつかみたい」と悔し涙を見せる。石井光暢代表は「昨年から3分の1の選手が入れ替わった。リーグの中では選手が一番少ないチームだが、最後まであきらめずに戦った。選手、スタッフを誇りに思う。1年間応援ありがとうございました」とあいさつ。観客席から大きな拍手が沸き起こった。