相模原の西門商店街で12月9日、神奈川県内の名産品などを販売する「かながわ朝市サミット」が開かれる。
朝市の魅力や県内各地の逸品や特産品をもっと多くの人に知ってもらおうと、県内各地で朝市を運営するグループが主催する同イベントは今回が4回目。これまでに横浜、平塚、小田原で開催し、数万人を集めている。
在日米陸軍相模総合補給廠(しょう)の出入り口にほど近い西門商店街はかつて「相模原のアメ横」と呼ばれるほどにぎわっていたが、現在は空き店舗が目立つ。朝市の出店で活気ある商店街を再現しようと開催に至った。
当日は136店が出店。市内からも商業者、学校、サークルなど約30店が参加するほか、生バンドの演奏や飲食スペースの設置、フリーマーケットなどでイベントを盛り上げる。専門家を招いてシンポジウムも開催し、商店街再生について考える。
「朝市は商売の原点。商店街のにぎわいを取り戻すために現場回帰が必要と考えた」とイベントを誘致した西門地区商業活性化協議会の浦上裕史会長。「商業者や買い物客が商店街に定着するきっかけになれば」と期待を寄せる。
開催時間は11時~15時。シンポジウムは13時~15時。