JFL所属のFC町田ゼルビアは6月23日、AC長野パルセイロとの対戦でリーグ前半を終えた。
町田は今季、「1年でJリーグに復活するため、JFLで優勝する」(下川浩之ゼルビア社長)ことを目標に、京都サンガF.C.監督などを務めた秋田豊さんを監督に迎えて若手中心の新メンバーでチームづくりに取り組んでいる。
新生ゼルビア、初戦はホームで福島ユナイテッドに敗れたが、堅い守備で6連勝をあげて首位に肉薄する。しかし、ゴールデンウイーク中の第11節からは2勝3敗2分。失点を重ねるようになり、長野に抜かれて3位に後退した。アウェーゲームの6勝2分に対し、ホームが3勝4敗2分と結果が残せていない。
23日のホーム長野戦は0対4の完敗。「前節の(首位)讃岐戦ではいい守備ができたのに、今日のように少し歯車が狂うと失点を重ねてしまう」と秋田監督が話すように好不調の波が大きい。
前半戦の17試合を終えて、秋田監督は「満足がいく結果かと言われればそうではない。ただ、初めてJFLを経験させてもらって、できた部分とできない部分は少しずつ見えてきた」と振り返り、後半戦に向けて、「波をなくすことを考えていきたい。強いメンタリティーも必要。安定した強い力を出せるチームにしなければいけない」と課題を挙げる。
試合後、ゴール裏で秋田監督や選手らがサポーターと話し合う場面も見られた。次のホームゲームは6月30日、町田に勝ち点1に迫る4位のソニー仙台FCと「正念場」を迎える。キックオフは15時。
※FC町田ゼルビアは25日、秋田監督の解任を発表した。強化・育成統括本部長の楠瀬直木さんが監督代行として指揮を取る。