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JAXA相模原キャンパス、年一度の「特別公開」-H-IIBロケット大音響体験も

昨年の特別公開で展示された「はやぶさ2」実物大模型

昨年の特別公開で展示された「はやぶさ2」実物大模型

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 宇宙科学の研究施設や最新の研究内容などを分かりやすく紹介する「JAXA相模原キャンパス特別公開」が7月26日・27日、同キャンパス(相模原市中央区由野台3)などで行われる。

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 年に一度の人気企画。昨年は1万3845人が訪れた。イベントは同キャンパス、相模原市立博物館、国立近代美術館フィルムセンター相模原分館、相模原市立共和小学校校庭の計4会場で実施。最新研究成果の紹介、工作・実験など2日間で34項目95回のプログラムを実施するほか、スタンプラリーや銀河連邦物産展など多彩な企画を繰り広げる。

 JAXA相模原キャンパスでは、来年打ち上げる「はやぶさ2」実物大模型と解説、有人宇宙探査計画、世界初のソーラー電力セイル「イカロス」、水星探査ミッションなど最新の研究内容を分かりやすく紹介。延べ37人のJAXA研究者が15分ずつ、最先端の話題を披露するリレーミニ講演は初めての試み。ロケット音響体験は、来月4日に打ち上げるH-IIBロケットの発射音を忠実に再現する。

 博物館では、小惑星探査機「はやぶさ」が持ち帰ったイトカワの微粒子を公開するほか、宇宙と海の生命探査に関する熱いトークが好評の大学・研究機関連携イベント、子どもに人気の「宇宙学校スペシャル」などを実施。プラネタリウム作品も上映する。

 フィルムセンター相模原分館では、太陽系大航海時代、次世代赤外線天文衛星、イオンエンジン、イプシロンロケット、小型科学衛星に関する宇宙科学セミナーを開催。「はやぶさ」プロジェクトマネジャーの川口淳一郎さん、次世代赤外線天文衛星SPICAプリプロジェクトサイエンティストの松原英雄さんらが登壇する。

 「ロケット音響体験は新しい試み。イプシロンロケット、はやぶさ2の各ブース、子ども向けのスタンプラリーにも注目していただければ」(JAXA相模原広報担当の小野沢さん)。

 開催時間は10時~16時30分。入場無料。光学顕微鏡によるイトカワ微粒子の直接観覧、水ロケット教室、宇宙科学セミナーなど一部の企画は事前に整理券を配布する。当日はJR淵野辺駅南口から直通の無料送迎バスを運行する。

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