「世界大会なのに応募者6組」で主催者を慌てさせたムーンウオーク世界大会が8月3日、相模原市内で開かれた。コウメ太夫さんや吉本興業に所属する若手芸人なども参加、大勢の観客が訪れ、テレビや新聞・通信社が取材するなど成功裏に終わった。
町田経済新聞が7月3日に配信した同イベントに関する記事がヤフートピックスでも配信され、「募集開始から1カ月で応募6組」「世界大会なのに賞金が商店街でしか使えない商品券」「募集チラシがモンゴル語」「すぐ応募すれば世界大会入賞」「なぜ相模原でムーンウオーク?」など突っ込みどころ満載の企画が炎上気味に話題を呼んだ。
「応募数は130組を超えた。吉本興業からは60人ほど芸人を送り込みたいという問い合わせもあった」と主催した地元商店街「にこにこ星ふちのべ協同組合」の茅明夫理事長。
当日キャンセルもあったが、子どもから78歳までの人、銀河連邦ヒーローのサガミリオン、モンゴルやオーストラリアからも含め41組85人が参加。マイケル・ジャクソンのビリー・ジーンが延々と流れるステージで趣向を凝らしたパフォーマンスを披露した。
「ガチ部門」最優秀賞は中学1年の桜庭歌也さん。マイケルばりの衣装とキレがあるダンスで大きな歓声を受けた。「おもしろ部門」では、ビートたけしさん、ジャイアント馬場さんなどの物まねをムーンウオークに取り入れた芸人のケビンさんが最優秀賞に輝いた。
イベントを終え、運営を手伝った商店街の店主は「観客の多さに泣きそうになった」と笑顔を見せていた。