日本フットサルリーグ(Fリーグ)第16節が9月29日、相模原市立総合体育館(相模原市南区麻溝台)で行われ、ペスカドーラ町田がバサジィ大分に3対2で勝利した。観客数は679人。
町田は前節、北海道と引き分けての8位。5位の大分は9月の試合で1位・名古屋と2位・大阪を破り、勢いに乗っている。前回の対戦は1対1の引き分け。
2年ぶりの相模原開催。試合は立ち上がりから激しい攻防。前半14分、キャプテンの横江怜選手が右サイドからの難しいパスをスライディングで押し込み、町田が先制。攻勢に転じる大分に町田は厳しいチェックで対応。残り5分で累積ファールが5に積み上がるも第2PKは与えず、1対0で前半を終了。
後半はさらに激しい展開に。開始3分間で大分が立て続けにゴールを決めて逆転。ホームで負けられない町田は残り6分頃から、滝田学選手をGKとしたパワープレーを開始。残り2分22秒に大分のミスからボールを奪った本田マルコス選手が豪快に決めて同点にするも、直後に2枚目のイエローカードを受けて退場。町田のフィールドプレーヤーが3人になってしまう。
この時点で大分の累積ファールは5。数的不利の中、町田は奪ったボールをキープする作戦に出る。すると残り20秒、攻撃に急く大分の選手がファールを犯して町田が第2PKを獲得。これを横江選手が決めて逆転に成功する。大分もパワープレーを開始し、フィールド上は町田3人、大分5人という状況になるも、森谷優太選手のブロックなどで凌いで勝利を収めた。
横江選手は2得点の活躍。試合後、「(本田選手が退場になった時点で)滝田選手、大地選手の3人で『仕掛けていく』ことを確認。第2PKを得たファールは狙って取った」と明かす。関野淳太監督は「勢いのあるチームに勝てたことは大きい。負けてもおかしくない状況で勝ち切った選手のメンタリティを称えたい」などと話した。
次のホームゲームは10月11日の前期最終戦。町田市立総合体育館(町田市南成瀬5)でアグレミーナ浜松と対戦する。