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FC町田ゼルビア、J3ホーム開幕戦へ-相馬監督「大事な試合だが大胆に」

芝の整備を終え、J3リーグの開幕を待つ町田市立陸上競技場

芝の整備を終え、J3リーグの開幕を待つ町田市立陸上競技場

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 今週末にJ3リーグ開幕戦を迎えるFC町田ゼルビアは練習試合を全勝するなど順調な仕上がりを見せ、選手の士気が高まっている。

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 練習試合は、J1のFC東京やアルビレックス新潟、J2のザスパクサツ群馬などを相手に9戦全勝と好結果を残した。4年ぶりにゼルビアの指揮を執る相馬直樹監督は「勝つに越したことはないが、このままいけると思ったら大きな間違いが起きると選手に話している」と気を引き締める。「4年前は初めての監督経験で手探り状態だった。今はいろいろな状況を想定しながら準備ができている」

 J3はJ1などと異なるレギュレーションにより、試合にエントリーできる選手が16人(J1・J2、JFL=18人)、交代できる選手が5人(同=3人)となっている。5人のうち、ゴールキーパーが1人、フィールドプレーヤーは4人となるため、異なる役割の選手をすべてベンチに控えておくことができない。センターとサイドの両方でプレーできるような選手が必要だ。「判断、選手に準備してもらうところなど対応は難しいが、相手も条件は同じ。対応は試合をしながらと思っている」

 キャプテンには、サンフレッチェ広島などで活躍し、北朝鮮A代表にも招集された経験豊富な李漢宰(リ・ハンジェ)選手を指名した。「試合中、シーズン中に苦しい時がある。そういう時、芯が強い男なので支えになってくれる。加入1年目だが、いい力をチームに入れてくれることを期待している」(相馬監督)。

 リ・ハンジェ選手は「チームが同じ方向を向いて戦えるように、J2昇格を達成するために自分がやれることをやる。自分は口でどうこう言えるタイプではない。ベテランと見られているが体で示して若手についてきてもらえれば。気軽に話し合えるような雰囲気もつくっていきたい」と話す。

 「日頃からの準備とチームの信頼関係を築いていれば、苦しい時でも慌てずに解決できる。(練習試合の全勝について)練習とはいえ結果にこだわらないと内容は伴ってこない。そういう意味ではいい準備ができている。ただ本戦と練習は違うので、浮かれずに地に足をつけて最終到達点への共通認識をみんなで持って開幕戦を迎えたい。全てを出し切るとともに結果にこだわってサポーターに勝ち点3を届けたい」と意気込みを見せる。

 「33試合のうちの1試合だが、ホーム開幕戦はチームに勢いをつける大事なゲーム。大事だが大胆にやりたい。多くの人にスタジアムへ応援に来ていただきたい」(相馬監督)。

 ホーム開幕戦は、町田市立陸上競技場で3月9日13時キックオフ。対戦相手は藤枝MYFC。チケットはチケットぴあ、イープラスのほか、町田市民ホール(TEL 042-728-4300)、町田ツーリストギャラリー(TEL 042-850-9311)、和光大学ポプリホール鶴川(TEL 042-737-0252)で販売。当日券は試合会場で販売する。

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