町田市と相模原市で3月11日の夜に一斉消灯活動が行われ、町田駅周辺では昨年よりも多くの建物で看板照明が落とされた。
まちぐるみで消灯し、星空を見上げながら東日本大震災からの復興を祈念するとともに、計画停電を思い出して節電意識を持ち続けようという取り組みは今年で2年目。
町田駅周辺の商店街は18時に街路灯を消灯し、合わせて沿道の店舗や大型商業施設などが屋外看板や店内の照明を控えた。「昨年よりも多くの人が協力している」と話すのは、沿道で茶販売店を営む土方隆司さん。
町田ターミナルプラザでは星空観察会が開かれ、参加者は天体望遠鏡で木星や月の表面などを眺めた。講師を務めたJAXA広報・普及担当の大川拓也さんは「街中でも天体望遠鏡を使えば見ることができる星がある。宇宙を知ることで地球をもっと知ってもらいたい」と話した。