相模原の良さを多くの人に知ってもらいたいと、地元在住のシンガーソングライターまいようすけさんが7月12日、「追憶の16号線」を発表した。
国道16号をドライブする車窓からの眺めと青春の思い出を重ねた同曲。「相模原で青春時代を過ごした人は、『国道16号』の思い出が1つや2つあるのでは」とまいさん。「ドライブに出掛けた帰り道、八王子バイパスを抜けて橋本付近を通り掛かった時に、妙な安心感に包まれた。五差路を越えた辺りでうっすらと広がる街明かりをぼんやり眺めながら運転していると、『やっぱり、ここがふるさとなんだなぁ』と感傷的になり、それが曲になった」
まいさんは1989年、相模原市生まれ。子どものころから歌謡曲に親しみ、高校3年からライブハウスに出演。31年ぶりに開催された「吉田拓郎&かぐや姫Concert in つま恋」への参加を機にフォークソングを歌い続けることを決意し、アルバム2枚とシングル1枚を発売している。
「相模原って何もないよね、と言われることが多くて悔しいが、街は人のぬくもりに包まれているような温かい雰囲気であふれていて、ほかにはない魅力がある。そんな雰囲気を伝えたい」と曲作りを始めた。曲名はボブ・デュランの名曲「追憶のハイウェイ 61」を意識したという。
「16号なくして相模原は語れない。圏央道が開通して車の流れも大きく変わっていくが、僕にとっても思い出がたくさん詰まった道。それをしっかり歌に残したいという気持ちと、その思いをたくさんの人と共有したいという願いを込めた」とまいさん。
「相模原や近郊に住んでいる方には、あらためて相模原って良い所だなと感じてもらえるとうれしい。昔は住んでいたけど、今は違う土地で暮らしている人にも懐かしんでもらったり、街の景色を思い出したりしていただければ」とも。
曲はユーチューブで公開中。公開記念ライブを7月26日、町田The Play House(町田市中町1)で行う。