J3第32節、FC町田ゼルビアはホームで福島ユナイテッドFCと対戦し、2対0で勝利した。入場者数は4472人。
今シーズン残すところ2試合のホーム最終戦。J2カマタマーレ讃岐との入れ替え戦出場を懸けて、町田は勝ち点差1の2位AC長野パルセイロを追走する。
前節同様、町田は序盤から積極的に攻撃を仕掛け、福島ゴールに迫る。前半13分、町田はDF星野悟選手の右サイドからのクロスをFW鈴木孝司選手がヘディングで決めて先制。
後半61分、町田のGK修行智仁選手がゴール前の競り合いで頭を地面に打ち付けて負傷退場。第3ゴールキーパーの島崎恭平選手が今季初めてピッチに立った。福島は73分、DF杉野健斗選手が2枚目のイエローカードで退場。
町田は86分にMF大竹隆人選手の折り返しに星野選手が合わせて追加点。ホーム最終3連戦をすべて白星で飾った。本節、長野も勝利したため、勝ち点差1のまま勝負は最終節に持ち越された。白星のツエーゲン金沢はJ3優勝でJ2自動昇格を決めた。
試合後の最終戦セレモニー、キャプテンのリ・ハンジェ選手は「今日の試合ですべてが終わったわけではないが、良い時も悪い時も支えてくれたサポーターに感謝している。J2入れ替え戦も含めたらホームでもう一試合ある。必ずここに戻ってくる」と誓った。
「J3一年目の基礎の年ということで一生懸命やり、最終戦を迎えることができた。勝てる試合を逃したりしたが、ここ2試合はいい試合ができた。監督とハンジェが言うとおり、これからが本番だと思っている。藤枝に来て私たちを応援して下さい。必ず野津田に戻ってこられるように頑張る」と下川浩之社長。
相馬直樹監督は「他力本願ではあるが最後に入れ替え戦に出る切符が我々に届くと信じて最終節を戦いたい」と力を込める。
今季最終戦は11月23日、藤枝MYFCと藤枝総合運動公園サッカー場で対戦する。