なでしこリーグ2部に所属するノジマステラ神奈川相模原は1月19日、2015シーズン新入団選手記者会見をノジマフットボールパーク(相模原市南区新戸)で開いた。
新加入選手は、DF=石田みなみ(ルクレMYFC)、小林海青(日テレ・ベレーザ)、MF=川島はるな(ベガルタ仙台レディース)、田中陽子(INAC神戸レオネッサ)、FW・MF=権野貴子(早稲田大学)、FW=工藤麻未(JAPANサッカーカレッジ レディース)の6人。うち5人が各年代のユース日本代表経験者。
菅野将晃GM兼監督が「面白い中盤の構成になる」と期待する川島選手と田中選手は、昨年ノジマで大活躍した吉見夏稀選手とJFAアカデミー福島の同期で6年間一緒にプレーした。「再び一緒にプレーできてうれしい」と田中選手。
アマチュア契約でこれまでと同様、平日の午前中にノジマ各店舗で働き、午後からの練習と土曜・日曜の試合に打ち込むという。入団を決めた理由について、全選手が「練習環境と監督の指導力」を挙げた。
山内渉代表は「チーム創設3年目で1部昇格を達成できなかったことを踏まえ、1部昇格後に降格争いをしないような基礎をつくるための補強。技術的にも人間的にもしっかりとした選手を獲得した」と説明。
「(昇格争いから脱落した)21節の敗戦で選手層の薄さを痛感した。中心選手のけがや出場停止処分になったときに、補うための大きな戦力になる。5人が他チームからの移籍。協力いただいた所属チームに感謝したい」と菅野監督。「チームとして、個人として輝いてほしい。2020年の東京オリンピックに向けて、チームからなでしこジャパンに選手を送りたい。大きな目標に向かって来季を戦う」と意気込みを見せる。
チームは今月20日から台湾に遠征して代表チームと練習試合をするほか、昨年以上に練習試合をこなしてチームをつくりあげていくという。