町田発のロックバンド「日本(にっぽん)」が3月25日、ファーストミニアルバム「はじめての日本」を全国リリースする。
ライブハウス「SDR」(町田市森野2)に出入りする20代後半~30代後半の昭和生まれのミュージシャンで2012年に結成した同バンド。現在のメンバーは、金子TKOさん(ギター&ボーカル)、YOSHIKIさん(ドラム&コーラス)、カーチンさん(ベース&コーラス)、中村さん(ギター&ボーカル)の4人。
「ほかとかぶらない」というバンド名は、東日本大震災をきっかけに「自分の生まれ育った国を考えるようになった」(中村さん)ことから名付けたという。ライブでは「東京、町田の日本です」とあいさつする。楽曲はパワフルなギターロックに日本語の歌詞を乗せる。作詞・作曲を手掛ける金子TKOさんは「町田の風景が登場する曲もある」と話す。
3月8日には、SDRを皮切りに東京、神奈川、埼玉、群馬、千葉、栃木、茨城を回る初の関東ツアーが始まった。「町田を出て狭い世界を広げ、刺激し合える仲間に出会いたい。ツアーファイナルでひと回り成長した姿を見せられるようにしたい」と中村さん。
「メンバーは仕事をしながらバンド活動を続けている。『金にならないから趣味』とは考えていない。CDをたくさん売りたい、注目されたいという思いはあるが、まずはツアーに出て、自分たちにとっての『価値』が見えてくれば」とも。
同アルバムの価格は690円(税別)。 タワーレコード、ディスクユニオン、アマゾンなどで販売する。