相模原市は12月1日、ふるさと納税をした人にオリジナル返礼品を贈呈する「地方創生さがみはら地域活性化応援コース」を開始した。市内の特産品の販路拡大のきっかけづくりや新たな観光資源の発掘など地域の活性化につなげる。
同コースは、5,000円以上の寄付額に応じて、相模原ブランドの豚肉や卵、世界初の光カートリッジといった市内の企業が自慢の技術を駆使して作成した工芸品や工業製品、里山体験ツアー、ノジマステラやダイナボアーズなどのホームタウンチーム応援グッズ、JAXA関連グッズなど33事業者、73コースの中から選ぶことができる。
同市が2015年度、市民を含む全国の人々から受けた寄付額は600万円。一方、ふるさと納税を活用した市民に対する控除額は2億9,000万円。返礼品制度の導入で約1,300万円の寄付金を想定し、総額で2,000万円規模を見込む。寄付金は、産業振興やシティセールスの推進など地域活性化事業に活用する。
市の担当者は「都市部の人が地方の特産品をもらいたいという流れは大きく、相模原市でも同じ傾向。差額を取り戻したいというよりは、市の特産品などを広くアピールできれば」と話す。
申し込みは、ふるさと納税ポータルサイトや書面で受け付ける。