町田市商店会連合会は今春より、ICポイントカード「すき・まちポイント」と共用することで、買い物金額の10%分のポイントを付与するプレミアム商品券を発行する。
「すき・まちポイント」は、交通系ICカードを町田市内の加盟店のポイントカードとして利用できるシステムで、利用者が加盟店で買い物や飲食をすると100円ごとに1ポイント(=1円)が貯まる仕組み。同商店会連合会が2007年12月、行政単位の商店連合会としては全国で初めて導入した。現在の加盟店は約70店舗、会員数は約4,500人。
今回発行されるプレミアム商品券を使って買い物をした場合、通常の10倍に当たる10ポイントが貯まる。商品券の総発行額は2億円で、最大2,000万円分のポイントを還元する。
町田市は今年1月に発表した町田市緊急経済対策に「プレミアム商品券の発行支援」を盛り込み、ポイント還元の一部を負担する。3月の補正予算では400万円を計上する予定。支援の目的について、市経済観光部の担当者は「プレミアム商品券で加盟店・会員増加のテコ入れを図る」と話す。
同商店会連合会は、FC町田ゼルビアのサポート会員証と連携するなど、会員獲得と加盟店の増強に取り組んできた。同商店会連合会の柳沢秀秋会長は「商品券の導入で加盟店を100店舗に増やしたい」と意気込みをみせる。