Jリーグ理事会は2月17日、FC町田ゼルビアのJリーグ準加盟申請を承認した。今シーズンJFL4位以上などのJリーグ入会条件を満たせば、来期からJリーグ入りが決定する。
Jリーグ準加盟制度は、将来的なJリーグ入会を目指すサッカークラブが入会基準をクリアし、安定したクラブ運営ができるように支援することを目的に日本プロサッカーリーグが認定するもの。
準加盟には、ホームタウンの自治体がJリーグ入会を応援する姿勢を示していること、クラブの経営状態が適正であること、Jリーグ規約に定める基準(J1=15,000人以上収容、J2=10,000人以上収容など)を満たすスタジアムをJリーグ入会までに設置する見込みがあることなどが求められていた。
昨年、全国地域リーグ決勝大会を全勝優勝し、Jリーグ参入まであと一歩に近づいたゼルビアは、Jリーグ基準を満たすスタジアムの設置が大きな課題となっていた。
町田市の石阪丈一市長は昨年12月、ホームスタジアムである町田市陸上競技場(町田市野津田町)の改修を表明。3月の議会で競技場改修に関わる予算案が承認されれば2009年度内に改修工事を完了する見通し。
ゼルビア統括部長の真木茂さんは「付帯事項なしで承認された。市民、サポーターの支援に感謝している。引き続き、クラブ経営の強化やスタジアムの設置について取り組んでいきたい」と話す。