伊勢丹相模原店(相模原市相模大野4、TEL 042-740-1111)は3月11日より、岡部版画工房の版画を集めた「現代版画 2009」を開催する。
岡部版画工房(秦野市)は、日本におけるシルクスクリーン版画のパイオニアといわれる岡部徳三さんが1964(昭和39)年、シルクスクリーン専門の版画工房として日本で初めて設立。設立以来43年間に、延べ200人の作家、1,500種類以上の作品を世に出してきた。
同展では、横尾忠則さんの「少年マガジン巨人の星」(16万円、シルクスクリーン/1999年)、草間彌生さんの「かぼちゃ」(40万円、シルクスクリーン+ラメ/1999年)などのトップアーティストの作品のほか、靉嘔(あい・おう)さん、谷川晃一さん、ナムジュン・パイクさん、前田常作さんの作品約30点を展示、販売。制作工程も含め、制作に使用した版、道具も展示する。
同展担当者は「デジタルの発達により版画の製作技術も変わってきたが、やはり手の入った本物の版画を紹介したい。素晴らしい版画工房が神奈川にあること、そして素晴らしい版画が製作されたことを、自身の目で確かめ、版画の素晴らしさを味わっていただきたい」と話す。
営業時間は10時~19時30分(最終日は17時まで)。3月6日まで。