青少年音楽祭「SAGAMIHARA ROCK FESTIVAL」が2月2日、杜のホールはしもと(相模原市緑区橋本3)で開かれた。
同フェスは市内の青少年で構成される軽音楽バンドが自ら企画・運営するイベント。2021年にスタートし、今回が5回目。自由に演奏を楽しむ「フェスステージ」と優勝者を決める「コンテストステージ」の2部制で行われた。
コンテストステージの出演者は音源審査で選ばれた10組。審査員は相模原市にゆかりのある音楽関係者である佐々木良さん(キンモクセイ)、瀧澤克成さん、さとうみほのさん(アイラヴミー)が務めた。昨年、最優秀賞に輝いた「TRE@SON」も飛び入りで受賞曲を演奏した。
ステージでは各組がオリジナル曲を熱演し、審査員が講評した。最優秀賞には、県立上鶴間高校2年の4人組バンド「Crawl Ants(クロウルアンツ)」が輝いた。
佐々木さんは「どのグループもレベルが高くて審査はとても難航したが、クロウルアンツはトータルで完成度が高かった。文句なしの受賞」と審査結果を説明。メンバーは「ものすごく努力してきたので、とてもうれしい」と涙ながらに喜びを表した。
その他の受賞者は、特別賞=2年連続決勝進出の「como℃(コモド)」(県立上鶴間高校2年)、優秀賞=インストバンド「まどろみ」(県立相模原弥栄高校2年)。本格的ホールでのステージ演奏に参加者は「めっちゃ緊張したけど楽しかった」と話す。
佐々木さんは「高校生のレベルが高くて驚いている。この時期に組んだバンド仲間はかけがいない。細々でもいいので、音楽を続けてほしい」と出演者にエールを送った。最優秀グループは今後、オリジナルMVを制作。相模原市内を中心に上映される。