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ライズ、猛追及ばずパールボウル準優勝 オービックに惜敗

第3Q、QBサックを仕掛けるライズディフェンス陣
Photographs by Kohei SAEKI ©Official RISE pic

第3Q、QBサックを仕掛けるライズディフェンス陣 Photographs by Kohei SAEKI ©Official RISE pic

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 社会人アメフトXリーグの東日本社会人王者を決めるパールボウルトーナメント決勝が6月14日、富士通スタジアム川崎(川崎市川崎区)で行われ、ノジマ相模原ライズ(以下、ライズ)はオービックシーガルズ(以下、シーガルズ)に28-34で敗れた。

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 2年前の決勝と同一カード。初優勝を目指すライズと6連覇を狙うシーガルズ、地元密着のクラブチーム同士の対戦。相模原市と千葉県習志野市からマスコットキャラクターやキッチンカーも集結して会場を盛り上げた。試合前セレモニーでは2028年ロサンゼルス五輪の正式種目であるフラッグフットボール日本選抜選手の「インターナショナルボウル」壮行会が行われた。

 試合は、シーガルズのファーストドライブに新加入QBピアース・ホリー選手が登場し、いきなり57ヤードパスを通す。その後のパスは不成功だったが、フィールドゴールに結びつけて先制する。さらにシーガルズは第1Q中盤、ライズの攻撃をインターセプトで遮ると、ライズの反則罰退により有利な位置から攻撃を開始しタッチダウンランを決めて加点。第2Q中盤にもホリー選手がタッチダウンパスを2本通してリードを広げる。第2Q終盤、ようやくライズがフィールドゴールを決めて、3対24で試合を折り返す。

 後半、ライズはシーガルズのファーストドライブを2回連続QBサックを決めてスリーアンドアウトで止めると、QBカート・パランデック選手がRB吉澤祥選手へのタッチダウンパスにつなげる。次のシーガルズの攻撃も3アンドアウトで止めて、WRテイヴィアン・カニンガム選手へのタッチダウンパスにつなげる。つづくポイントアフタータッチダウンのキックではスナップミスが起きたものの、リカバリーしてLBフィリップ・レッドワイン選手へのタッチダウンパスにつなげて2点追加し、6点差に迫る。

 ライズが試合の流れをつかんだかに見えたが、点差は縮まらない。互いに堅守する展開の中、残り約2分でシーガルズがフィールドゴールを決めて9点差とする。追い込まれたライズは、残り40秒でフィールドゴールを決める。逆転の望みを託して放ったオンサイドキックはシーガルズがリカバリーし、終戦した。

 試合後、ライズの城ヶ滝一朗ヘッドコーチは「前半の出来が左右した。反則とミスで開けられた3ポゼッション差はきつかった」と序盤の失点を悔やんだ。後半の驚異的な立て直しについては評価しつつも、「あと1ヤードを取りきれない、止めきれない場面があった。つまるところ個人技のギャップ」と、勝敗を分けた要因を分析した。

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