
J3リーグ第16節が6月14日、相模原ギオンスタジアム(相模原市南区下溝)で行われ、SC相模原は高知ユナイテッドSCと0-0で引き分けた。
J2の水戸ホーリーホックとジュビロ磐田に勝利した天皇杯の勢いをリーグ戦で生かしたい相模原。アウェイ4連戦から中2日という過密日程で迎えた年に一度の大イベント「SAGAMISTA ENERGY FES 2025」。雨が降りしきるスタジアムに6101人の観客が詰めかける。
試合は前半3分、高知がフリーキックからゴールネットを揺らすが、オフサイドの判定でノーゴールに。相模原は前半4分、杉本蓮選手からのパスを受けた武藤雄樹選手がシュートを放ち、前半終了間際にはセットプレーからゴールに迫るなどチャンスをつくるも得点には至らず。
後半、試合の主導権を握ったのは相模原。後半18分、カウンターから抜け出した杉本選手がゴール前で折り返し。走り込んだ加藤拓己選手がフリーの状態でシュートを放つも、ボールは枠を外れる。相模原は試合終盤にも猛攻を仕掛けたが、高知の粘り強い守備を崩しきれずにスコアレスで幕を閉じた。
相模原は勝ち点1を加えたが、プレーオフ圏の6位以内との差を縮めることができずに17位のまま。昨季17節終了時点で戸田和幸監督を解任した9位よりも低い順位に甘んじている。
試合後、シュタルフ悠紀リヒャルト監督は「全員がもっと必死になって足りない部分を身につけていかないといけない。勝ち点1だと(昇格争いから)どんどん離されていく。もっとスピード感をもって修正できるように頑張らないといけないなと責任を感じている」と悔しさをにじませた。
相模原の次のホームゲームは6月28日、アスルクラロ沼津と対戦する。