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プロレスラー飯野雄貴さん、相模原ライズ入団 アメフトとの二刀流に挑戦

「30歳という節目の年齢でもあり、今何か挑戦しなければ後悔すると思った」と語る飯野選手。写真提供:DDTプロレスリング

「30歳という節目の年齢でもあり、今何か挑戦しなければ後悔すると思った」と語る飯野選手。写真提供:DDTプロレスリング

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 DDTプロレスリング(以下、DDT)が9月6日、横浜ラジアントホール(横浜市中区)で会見を開き、所属レスラーの飯野雄貴選手がアメリカンフットボール「X1スーパー」所属のノジマ相模原ライズ(以下、ライズ)に入団したことを発表した。今後はDDTとライズに所属し、プロレスラーとアメフト選手の二刀流アスリートとして活動していく。

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 会見には飯野選手のほか、DDTを運営するサイバーファイトの高木三四郎副社長、そしてライズの石井光暢ゼネラルマネージャー(GM)が出席した。

 飯野選手は東京都多摩市出身の30歳。国士舘大学ラグビー部で活躍し、2017年にプロレスラーとしてデビュー。アメフトへの挑戦を決意したきっかけは、今年2月に負った右眼窩底骨折だった。療養期間中、「30歳という節目の年齢でもあり、何かしら今挑戦しなければ後悔すると思った」

 その中で、過去に打ち込んだラグビーをもう一度やりたいという強い思いが湧き上がり、ラグビーと同じフットボールへの道を模索した。元ラグビー日本代表の山田章仁選手がライズに所属していたことも同チームを志す後押しになったという。今季は練習生として参加し、来シーズンの選手登録を目指す。

 アメフトでのポジションは、守備の最前線を担うディフェンスライン(DL)。ラグビー時代にもスクラムの最前線であるプロップを務めていた飯野選手は、「プロレスラーは最強だと信じている。そのパワーをアメフトでも存分に発揮したい」と意気込み、「まずは選手登録枠を獲得し、チームで日本一になりたい」と力強く語った。

 石井GMは、山田選手のほか元横浜DeNAベイスターズの石川雄洋さんや元横綱 若乃花の花田虎上さんなど、これまでも他競技のトップアスリートを受け入れてきたチームの土壌に触れ、「プロを極めた方から学ぶことは多い。プレーはもちろん、競技に対する取り組みの姿勢をチームに根付かせてほしい」と期待を寄せた。

 高木副社長は、日本でプロレスラーがアメフト界に進出するという新たな道を切り開くことの意義を強調。「ポテンシャルの高いアメフト選手に、プロレスラーへの道を啓蒙してほしい」とも。

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