「かがり火の中の和太鼓コンサート」が8月29日、簗田寺(町田市忠生2)で開催される。主催は、音楽や絵画などの創作活動を通じて、障害のある青少年の支援を行うNPO法人「OHANAプロジェクト」(成瀬台3、TEL 050-3529-5506)。
同企画は昨年に引き続き2回目。かがり火の明かりのなか、境内に響く和太鼓とピアノの音色が幻想的な雰囲気を醸し出し、好評だったことから再演となった。
和太鼓演奏は友野龍士さん。友野さんは幼児期、知的障害があることが判明。言葉を覚えるのは遅かったが、太鼓のリズムをどんどん習得し周囲を驚かせたという。
友野さんは、ギタリストの渡辺香津美さんやボーカルグループのボニージャックスとセッションをするなど、さまざまなジャンルの表現者を引き付けている。また、和太鼓チーム「響」の一員として、今年9月にニューヨーク公演を行うほか、来年3月にはNHKホールでNHK交響楽団との共演を予定する。
同NPO代表の山本節子さんは「音と心のハーモニーがすべての人の感動を生むことを確信している。わたし自身も今からとても楽しみ」と話す。コンサートでは、ピアノやサックスとの共演のほか、和太鼓ユニットも登場。飲食出店や、絵画とさき織り作品の展示も予定する。
開演は17時。料金は、大人=2,000円、障害者・中学生以下=1,000円、乳幼児は無料。問い合わせは、同NPOまで。