FC町田ゼルビア、V・ファーレン長崎に勝利―後半4分間で3ゴール

町田市立陸上競技場が改修工事中のため、江戸川区陸上競技場での開催。金曜19時キックオフ、町田からは2時間近く離れた立地ながら、メーンスタンドはサポーターでほぼ埋め尽くされた。

町田市立陸上競技場が改修工事中のため、江戸川区陸上競技場での開催。金曜19時キックオフ、町田からは2時間近く離れた立地ながら、メーンスタンドはサポーターでほぼ埋め尽くされた。

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 日本フットボールリーグ(JFL)後期第10節が10月1日、江戸川区陸上競技場(江戸川区)で行われ、FC町田ゼルビアはV・ファーレン長崎に3対0(前半0対0)で勝利した。観客数は1,557人。

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 スタジアム問題などで来年のJリーグ昇格が困難となった両チーム。JFL順位はゼルビアが3位、長崎が5位。ともにチーム力では昇格条件の4位以内を狙える位置。前期はゼルビアが1対0で長崎を敗っている。

 第10節ホームゲームは町田市立陸上競技場が改修工事中のため、江戸川区陸上競技場での開催。金曜19時キックオフ、町田からは2時間近く離れた立地ながら、メーンスタンドはサポーターでほぼ埋め尽くされた。

 試合は序盤から互角の展開。両チームとも中盤で細かくパスをつなぎ、前線へカウンターパスを供給する。ゼルビアは相手ディフェンダーの裏を狙うも、高く保たれたラインをなかなか突破することができず、0対0で前半を終了する。

 後半も序盤は前半と同じ展開。両ゴールキーパーの好守により、チャンスをゴールに結びつけることができない。このままこう着状態かと思われた中盤の4分間、これまでの展開が一変する。18分、MF星大輔選手が右サイドから相手DFの間を抜くグラウンダーのパス。これをファーサイドに詰めていたFW勝又慶典選手が押し込み、先制。

 2分後にも同様の展開で追加点。MF酒井良選手のクロスをファーサイドに詰めたFW木島良輔選手がヘディングシュート。なおも怒涛の攻撃が止まらない。キックオフのボールを奪うと、勝又選手からゴール前でパスを受けた木島選手の折り返しをMF柳崎祥兵選手がダイレクトシュート。4分間で3ゴール。残り15分で長崎も反撃に出るが、ゼルビアのディフェンス陣がしのぎ切り、試合終了のホイッスル。前節に続く3点差の大勝を収めた。

 試合後、ゼルビアの相馬直樹監督は「前半はボールを相手に持たされていると感じる部分もあったが、後半はパスを繋ぎながら、相手のDFラインをうまく突破することができた。久しぶりの無失点にも価値を感じている。天皇杯3回戦のアルビレックス新潟戦では相手に一泡吹かせたい」と話す。

 酒井選手は「Jリーグ準加盟クラブ同士の対戦らしく、緊張感があり、見応えのある試合になったと思う。2点目のアシストは、大輔(星選手)からのパスをスピードに乗った状態でもらい、そのまま相手選手を振り切ってクロスを上げることができた。往年のキレが戻ってきている(笑)」と試合を振り返る。

 木島選手は「選手たちは、まだ(Jリーグ昇格を)あきらめていないと思う。自分たちが必死に戦い続けることで、少しでも何かを変えられる可能性があるのなら、最後まで戦い抜こうと試合に臨んでいる。確かに難しい状況だが、相馬監督が選手たちをうまく束ねて、良い方向に導いてくれている」と話す。

 次の公式戦は10月9日に開催される天皇杯3回戦。J1のアルビレックス新潟と東北電力ビッグスワンスタジアム(新潟市)で対戦する。

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