町田の民間交番「セーフティボックスサルビア」(町田市原町田6)が実施する中心市街地防犯パトロールに12月からキャバクラ店員が参加している。
同パトロールは、町田駅周辺で行われているキャッチセールスやティッシュ・チラシ配りなどを取り締まるもので、地元商店主らが毎週金曜の夜に実施。参加するのはキャバクラ35店が参加する団体「時間制社交クラブ」のメンバー。「客引きが来街者の迷惑にならないよう、街に貢献したい」と民間交番を訪ねたことがきっかけ。
17日のパトロールにはキャバクラ経営会社の社員3人が参加。営業用のスーツ姿で約30分間、忘年会の客らでにぎわう繁華街の見回りを行った。店舗管理を行っているという30代男性は「活動を通じて地元の人とあいさつをするようになった。街のルールを守りながら、店が街の喧騒(けんそう)の一部として認知されるようになれば」と話す。
町田商店街連合会の柳澤秀秋会長は「継続的な活動として根付くことを期待している」と話す。