ひなた焼菓子店(相模原市南区東林間5、TEL 042-765-0250)が12月17日、東林間駅そばにオープンした。
同店は2006年、都内のカフェレストランでパティシエとして働いていた森和子さんが桜美林学園そばの住宅街にオープン。古い木造平屋を改装し、小さな看板を出すだけの店舗は場所が分かりづらかった。「口に入れた瞬間はチョコ味、それからオレンジの味に変わる菓子。あえて苦味を出したり、意外な味覚の組み合わせを考えたりして作っている」(森さん)というタルトやクッキーは週3日の営業で早々に売り切れる「隠れ家的菓子店」として口コミで評判を呼んだ。
新店舗の面積は約15坪。「家具職人のパートナーが見つけた物件の条件が良かったから移転することにした」という木造2階建ての建物の2階部分を改装し家具店を併設する。アメリカ東海岸をイメージした店内は3カ月かけて手作りした。フローリングの床、白い壁の店内の一角にダークカラーで壁をペイントした厨房がある。カフェスペースには北欧のハイスクールチェア、自作テーブルを置く。席数はテーブル14席。
テークアウトのメニューは、ローズマリーボールクッキー(263円)、キャラメルクッキー(315円)、グレープフルーツタルト(473円)、いちごのタルト(630円)など。カフェメニューは、タルト(1,260円)、スコーン、ロールケーキ、ケーキ、キッシュ(すべて1,050円)でコーヒーや紅茶などが付く。「テークアウトの焼菓子がメーンだが、カフェでは日替わりでフレッシュな果物やクリームを使った生菓子も提供する」
百貨店から出店の引き合いもあるという同店。森さんは「手の届く範囲で自分の好きな菓子を作っていきたい」と話す。
営業時間は11時~18時。月曜・火曜定休。
※2015年10月31日閉店