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町田で芥川賞作家「桜田常久」展-没後30年で

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 芥川賞作家・桜田常久の展覧会が1月22日より、町田市民文学館(町田市原町田4)で開催されている。

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 桜田常久は東京帝国大学を卒業後、ドイツ語教師を経て1932(昭和7)年に半農生活を志し、当時の町田町本町田に転居。以来戦中から戦後にかけて半世紀近くを町田で過ごした。

 戦時中に小説「平賀源内」で芥川賞を受賞するが、戦後は農民運動に身を投じ農地解放に尽力した。晩年には安藤昌益・山上憶良・葛飾北斎など、時代の転換期に生きた人物たちの伝記小説を次々発表する一方、高松塚古墳や近代民衆史などの歴史研究にも取り組んでいる。

 同展では、芥川賞作家・ドイツ語教師・農民運動家・歴史家とさまざまな顔をもつ桜田常久の生涯と作品を紹介する。会期中、研究者による講演会や朗読会なども予定。

 観覧時間は10時~17時。月曜休館。入場無料。講演会は事前申し込みが必要。3月27日まで。

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