夏の甲子園全国制覇を成し遂げた日大三高野球部が8月25日、町田市役所で優勝報告を行った。市役所前の広場には大勢の人が集まり、同校の10年ぶりの快挙に大きな声援を送った。
報告会には、同校の堀内正校長や小倉全由監督、石阪丈一町田市長、川畑一隆町田市議会議長らが出席。小倉監督は「選手たちを甲子園に連れて行かなければというプレッシャーが大きかった。甲子園では投打に優れる習志野との準々決勝が山だと思ったが、意外にも5対0で快勝できた。その後の準決勝と決勝はサインも送らずに選手が勝ってくれた。日本一幸せな監督だと思う」と感慨深げにふり返った。
さらに優勝後、選手が宿舎周りの花壇をきれいにしたことで、自治会から花束と感謝状を贈られたことを紹介し、「当たり前のことを当たり前のようにするように指導している。それが身に付いていてとても嬉しかった」と顔をほころばせた。
選手紹介では、選手一人ひとりのエピソードを披露。出場がなかった選手のチームへの貢献も評価し、「これからは目標にされる。一から新チームをつくり、優勝を目指したい」と締めくくった。
報告会の最後には、現役女子高校生シンガーの川上ジュリアさんが登場。高校野球中継のテーマソング「ずっとここから」を熱唱して会場を沸かせた。