有機栽培に取り組む日本の農家は0.4%と、ヨーロッパ(40%以上)に較べて圧倒的に少ない。町田市小山町で、遊休農地を活用した無農薬野菜の栽培に取り組む「おおるりファーム」の青木瑠璃さんが、日々の奮闘と収穫の喜びを伝える連載コラム。
梅雨の季節になりましたね。朝夕は涼しいので、農作業がはかどります。
ちょうどよく雨が降り、草も育ちますが、野菜も良く育っているようです。
今年のキャベツは、毎日芋虫取りをしたので、まあまあの出来になりました。久しぶりに普通の大きさになったものもありました。畑のある場所により、土の元々持つ力が違うので、同じ肥料の量、少量の油粕でも、育ちが良かったり、悪かったりします。
今年植えた小山田の畑は、キャベツもブロッコリーも良くできてホッとしています。芋虫が増えると、やがて天敵がやってきます。閲覧注意写真ですが、今年もアオムシコマユバチがやってきました。以前にも書きましたが、麻痺した芋虫から体を突き破ってたくさんのコマユバチ幼虫が出てきて、芋虫の隣にマユを作ります。芋虫は、体を突き破られたのに、しばらく死なないのがとっても不思議です。
小野路の畑では、小松菜などのアブラナ科の野菜をこぼれ種自然栽培で連作していて、最近は連作障害か、黒くて小さな芋虫、カブラハバチが大発生して野菜を食い尽くすので困っていたのですが、先月の半ばくらいに、なぜかほとんど居なくなりました。大根の葉は、食い尽くされる一歩手前で復活しました。これも、天敵のおかげなのか?ありがたいです。天敵が見つかったら、お知らせしたいと思います。
町田市在住の奥野修司さんというノンフィクション作家さんにお会いしました。最近は野菜と農薬をテーマに本を出版されていて、某会社から訴訟を起こされて、戦っているそうです。本当のことを言ってくださる方がいることは、とても励みになります。私が自分で言うと、野菜を売りたいためのセールストークのように見られてしまうでしょうから。聞かれた時は答えますが、農薬等についての意見は、最近はあまり言わないようにしています。もっと知りたい方は、本を読んでみませんか?
奥野修司さんの著書、『本当は危ない国産食品 「食」が「病」を引き起こす』新潮新書 2020年は、日本の農薬使用の実態をまずは知りたい人にオススメです!全体像をわかりやすく書いてあり、調査に基づいているので、偏見もありません。ただ、怖いので知らないほうが良いと思う人は、決して読まないでください!!!
畑で、ちょっと珍しい虫に出会いました。かなり近づいても逃げないので、写真を撮ることができました。毛むくじゃらで、2.5センチメートルくらいで大きめの強そうな虫で、名前はオオイシアブです。強そうな見た目通り、他の虫、甲虫などを食べてくれるそうです。カメムシなどを食べてくれたらなぁ!と期待しています。人間を刺すことはないようです。
今年のホトトギスの初鳴きは、5月23日でした。北部丘陵は、ウグイスとホトトギスが交互に鳴いて賑やかです。
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