有機栽培に取り組む日本の農家は0.4%と、ヨーロッパ(40%以上)に較べて圧倒的に少ない。町田市小山町で、遊休農地を活用した無農薬野菜の栽培に取り組む「おおるりファーム」の青木瑠璃さんが、日々の奮闘と収穫の喜びを伝える連載コラム。
今年の春は暖かく、気候がよかったので、いつもの年よりもとても早く夏野菜を植えることができました。コロナの話も無くなったわけではないけれど、静かになり、本当によかったなぁ!と思いましたが、一向に心が晴れない、脳に霧がかかったみたいに、やる気が出なくて、いつも上手に出来ていることも、何だか時間がかかりすぎたり、間に合わせるのに一苦労だったり、、、。そんな春を過ごしました。
春の小野路の畑
ウグイスが鳴いて、ホトトギスが鳴いて、でも一向に心が晴れない。どうしてだろう?と思っていた時に、お友達の介護をしているお姉さんから、「私は更年期障害の時みたいな気分だけれど、今回は対処方法知ってるから、大丈夫かも?」とメッセージがありました。
それで、あっ、そうかーなるほど!私も更年期障害かも???と思いました。
去年までやっていた、直売所への出荷も辞めてしまいましたので、本当は何か他に補える販売方法や他のアプローチを考えなくてはいけなかったのですが、とにかく脳が働かないので、今の所は放置です。
とりあえず、頑張れないのが私のせいでは無くって、ホッとしているところです。
その後、命の母B と言う漢方薬を飲んだのと、1日1日でその日が良ければ全て良し!という風に、考え方を変えたら、随分と気分が良くなりました。
自然の中での仕事だから、続けられたのかのかな?との感謝の気持ちもあります。小山田の畑の周りの森に、ウグイスがやってきて、多分6羽以上?たくさんいるのですが、その中の1羽が、「ポー、ポケキキョピ!」ってずっと鳴いていて、「ポケキキョピ」はさすがに練習中以外ないだろうと思っていたら、今も堂々と「ポケキキョピ」と鳴いていて、人間も多様性の時代になったから、ウグイスだって多様な鳴き方でも良い時代になったのでしょう、と笑っています。
メンタルが元気ないと、起こる現象、上小山田の畑のそばの真竹の竹林に花が咲いたのですが、普通なら「珍しいね、見られたのはラッキーだわ!」なのに、「今年は、何か不吉なことが起きそう!」と思ってしまいました(笑)。
真竹の花が咲くのは、120年に一度と言われていて、昔の人は、あまりに珍しいので、不吉だとされていたようです。
竹の花が終わり、竹の実、稲科なので、稲に似ています
昨日の大雨のおかげで、今年は田んぼの代掻き(たがやすこと)が昨年よりもとても早くできて良かったです。今日も、いいことがありました。
更年期障害、ではなくっても、何か脳が働かない、疲れやすい悩みがある場合には、1日単位で目標を決めて、ゆっくりでも諦めないのが、一番良いように思いました。
出来ないかもしれないから、全部やめちゃおう、は、私も急性期に思ったけれど、そうではなくって、1日ずつ、できることをクリアすると、何とかなるかもしれません。
何かに、もし悩んでいる方がいたら、参考になったら嬉しいです!!!
初めてみた、アカシジミ 芋虫はクヌギ科を食べるようです
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