相模原市や町田市などのローカル情報を発信するコミュニティFM局「FMHOT839」。番組「それいけ!さがみ月光団!」でディレクターを務める「月光団団長 蝉丸」さんがラジオの魅力を伝える連載企画。
桜の季節となりました。
今年の桜は少々遅かったですね
しかも、遅咲きの桜の出番はまだですので、もうしばらく桜の季節が楽しめそうです。
さて、4月1日(土)、2日(日)に相模原市役所通りで「相模原市民桜まつり」が行われました。ご存知のように桜はつぼみ。ちょっとさびしいさくら祭りでしたが、FMHOT恒例の公開生放送が今年も行われました。
私は土曜日の公開生放送のパーソナリティーを担当。
この日は、雨。
実は私はさくらまつり公開生放送のパーソナリティーを8年程担当しているのですが、すべて雨。
雹が降った時もあります。
さくらまつり以外の公開生放送でも、私の担当日はほとんど雨。雨の確率は8割ですね。高打率です。もはや伝説です。
公開生放送の予定表に私の名前があると、全スタッフが「雨だな」と愚痴を言いながら、雨対策の準備をします。
雨でも公開生放送はあります。公開生放送の機材を組むのは前日からですので機材が雨に濡れないようにセットをしたり、会場中継のスケジュールを変えたり、ゲストが濡れないように座り位置を変えたりとかなりの労力が。雨が降ると心の中で何度も謝っています。
何と言っても、雨の中で傘をさして、河童着て、公開生放送を見ているリスナーのみなさんが気の毒でしょうがないです。
生放送のラジオ番組で雨ですと、選曲を雨の歌にかえたり、天気予報を多めに入れたりと「天候の話」は大きなウェイトを占めます。当然、桜の季節なら「桜の歌」「春の歌」などが多くなります。
よくよく考えれば。
私の高校の卒業式も雨。
アメリカに旅立つ日も雨。到着したアメリカは大雨。
番組が始まった日も雨。
雨、雨、雨。
私の出身地である宮崎県は「日向の国」というぐらい晴れの日が多いのですが、
なぜか私の人生の節目は雨。
雨男、本当にいるんですね。
どんな仕組みなのか自分でも不思議です。
「雨神様」として売り込もうかと思っています。
FMHOTでは年に数回、公開生放送を行っています。
いつものスタジオを飛び出して番組を行う事は、私たちも新鮮な気持ちです。
公開生放送では「聴かせるラジオ」ではなく、「見せるラジオ」です。
もしみなさんが、どこかで公開生放送を見る事があれば、パーソナリティーもそうですが、日ごろラジオでは声がでない「裏方」の動きも見ていただけると楽しいですよ。
ラジオの放送には意外と大勢の人間が携わっている事が分かると思います。
私なんかいつもスタジオで喋っているだけんで、いつもどうしていいかわからないまま終わります。人前でしゃべるって慣れないですね。
終わってから、雨空を見上げながら、「こうすればよかった」「ああすればよかった」と後悔ばかりです。
私が次の公開生放送をするのはいつかわかりません。
ですが、FMHOT公開生放送の日が雨の予報になっていたら
「今日の担当はあいつだな」と苦笑いをしてください。