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ここにはたしか!
♯013 アメリア町田根岸SC、すかいらーく、都立町田総合高等学校

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町田在住のライター&編集者の多田洋一さんが、「町田のちょっと懐かしい」を訪れ、今はなき店や出来事に思いをはせる、ゆるノスタルジー系連載。

♯013 アメリア町田根岸SC、すかいらーく、都立町田総合高等学校

こんにちは、多田洋一です。本に関わる仕事をしていて、町田市在住。前回、ユーミンのアルバムでは「昨晩お会いしましょう」が一番好きと書きましたが、次作からしばらくはリアルタイムでアルバムを買わなくなっちゃったんですよね。八王子のカッコいい姐さん、みたいな(勝手な)親近感を持つにはほど遠い、OLの教祖様のような存在になってしまい、畏れ多くて(1987年の映画「私をスキーに連れてって」も、後追いのレンタルビデオ)。あっ、でも「Delight Slight Light KISS」に入ってる「吹雪の中を」は、いまでも冬になると聞きたくなります。

さて、写真の場所は、住所だと町田市木曽西2丁目あたり。真ん中のどーんとした道路をもうちょっと進むとアメリア町田根岸SCが右手に見えてくるんですが、この道、なかった! ...えーと、都立忠生高校第5期生だった私にとっては「えっ、ここはどん詰まりのT字路」じゃなかったっけ!?」という記憶がいまも消えていません。...いや、農道のような細い道が延びてて体育の時間に走らされたことはうっすら覚えているのだが...とにかく左折して16号線か右折して町田街道かという、町田バスセンターから<木曽南団地行き>バスに乗って約20分の終着の地(周囲は畑と雑木林)、そこがかつての母校、現在の都立町田総合高等学校だという。

...すいません、あまりにも変貌しちゃったんでとり乱しました。ほんと、道どころかお店的なものも、数えるほどしかなかったんですよ。町田街道沿いまで遠征すれば多少賑やかになったんですけど、でもそこは忠高より硬派な町田工業高校のテリトリーであったし。ある日上宿の交差点あたりに<すかいらーく>ができて、さっそくいってきた同級生が「カニクリームコロッケがうまかった」と話してて羨ましかったのをいまでも覚えています。このへんでそんな洒落たモンが食えるのか、と。あと、名前は忘れたけど制服で入れてくれるスナックがあって、そこのメニューにピラフがあったんですが、あれはチャーハン、いや、焼き飯だったなぁ~。

JR横浜線の古淵駅開業が1988年、京王線の多摩境駅開業が1991年。私が高校生だったのは1975年からの3年間で、その後は30年近く、実家がある市の東半分に出入りするだけでした。4年前から再び町田で暮らし始め、このあたりをクルマで通りがかると驚くことばかり...っていうか日々の買物でも外食でも、町田駅周辺よりゆったりしてて快適なのかも。そうだ、あと9年で橋本にリニア中央新幹線の駅ができるそうじゃないですか。橋本/品川が10分弱!? あと何十年かすると、町田駅周辺は「昭和~平成風情の残る旧市街」なんて言われてたりして。

【プロフィール】
多田洋一(ただ・よういち)
フリーランスのライター&編集者。雑誌での取材や映画/テレビドラマのノベライズ等。2010年より年1回、個人主宰の文芸創作誌「ウィッチンケア」を発行。第9号は2018年4月1日に出ます!
http://witchenkare.blogspot.com/
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