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新百合ヶ丘で劇団「サンプル」新作公演-「現代人の彷徨」テーマに

サンプル:08「ゲヘナにて」ステージの様子 ©青木司

サンプル:08「ゲヘナにて」ステージの様子 ©青木司

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 新百合ヶ丘駅北口の川崎市アートセンター(川崎市麻生区万福寺6)で2月17日より、劇団「サンプル」の新作「女王の器」が上演される。

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 同作品は、「旧来の思想や価値観が役に立たず、変化する情勢や状況に揺さぶられ続ける現代人による地図を持たない彷徨(ほうこう)」という主宰者、松井周さんの最近のテーマを追求した新作。

 松井さんは、「自慢の息子」(2010年)で第55回岸田國士戯曲賞を受賞。「わい雑で神話的な世界の断片を、俳優とスタッフが継ぎ目なく奇妙にドライブさせていく作風が同世代を中心に高い支持を得ている」という。

 出演は古舘寛治さん、古屋隆太さん、奥田洋平さん(以上、サンプル・青年団)、野津あおいさん(サンプル)、岩瀬亮さん、羽場睦子さんなど。真利子哲也さん(映画監督)、岩井秀人さん(ハイバイ主宰)、武富健治さん(漫画家)、戌井昭人さん(鉄割アルバトロスケット)らによるポストパフォーマンストークも予定する。

 開演時間は劇場の公式サイトで確認できる。入場料は、一般=3,500円、ユース(27歳以下)=3,000円、高校生以下=2,000円。チケットは同劇場などで販売中。託児サービスも行う。2月26日まで。

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