「優雅」が花言葉のダリアが開花時期を迎え、町田ダリア園(町田市山崎町、TEL 042-722-0538)が6月20日に開園した。
ダリアはメキシコ原産キク科の植物。江戸時代後期に渡来し、花の形がボタンに似ているため、「天竺牡丹(てんじくぼたん)」と呼ばれていた。長い花期が特徴で、初夏に咲き始めて秋まで咲き続ける。初夏に咲く一番花は大きく鮮やかで、秋には花の色が深く花の数が多くなるなど、夏・秋それぞれ違った魅力が楽しめる。花は色・形・大きさがそれぞれ豊富で、品種は3万種を超すといわれている。
同園は1985(昭和60)年に開設。現在は社会福祉法人「まちだ育成会 かがやき」(同)が運営する。面積は約1万5000平方メートル。園路に沿って約500品種4000株のダリアが植えられている。メーンの園路は車いすも通行できる。
開花のピークは7月中旬と10月の2回。現在の開花は1割程度のため、6月中の入園は無料。「つぼみはたくさん付いているので今月末ごろには開花してくれるはず」と同園担当者。「休憩スペースをリニューアルしたので、より多くの方にゆっくりしていただける」とも。
開園時間は9時30分~16時30分。7月1日からの入園料は、大人=350円、障がい者=300円、中学生以下は無料。11月3日まで。