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町田市が7月に新庁舎へ移転-市民への事前「お披露目」も

新庁舎の外観。右側が議場棟。

新庁舎の外観。右側が議場棟。

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 町田市は7月17日、町田市民ホールの隣接地に建設した新庁舎(町田市森野2)での業務を開始し、現本庁舎や分庁舎など多くの庁舎を閉鎖する。

ワンストップサービスを提供する3層吹き抜けのロビー

 新市庁舎の敷地面積は約1万6000平方メートル。地下1階、地上10階、塔屋2階で高さ約43メートル、延べ床面積 4万1510平方メートル。建築工事費は150億8,000万円。

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 行政の拠点としての役割に加え、市民のよりどころとなる「開かれた庁舎」を目指し、市民利用の多い窓口を1~2階に配置。総合案内係がエントランス付近3カ所で「おもてなしの心」で市民を必要な窓口に案内するという。議場には親子傍聴室を設け、子どもの泣き声などを気にせずに議会を見学できるようにした。議場棟の屋上などに緑化を施し、市民ボランティアが色とりどりの花を植えた。耐震性能の強化、ホバリングスペース、防災センター、発電設備、雨水調整槽を設けるなど防災や災害時の復興拠点としての機能も充実させている。

 エントランス付近には閉庁後も利用できるコンビニエンスストアのほか、カフェ・レストラン、展示会や物産販売などに利用するイベントスタジオ、市民団体やNPOが行政と協働する際に使用する専用の会議スペースも設けた。3層吹き抜けのロビーにはトップライトから柔らかな自然光が差し込み、落ち着いた雰囲気を演出している。

 建物は、「親しみの持てる新しい街並みの形成」「市民に開かれた、わかりやすい空間構成」「緑に包まれ、環境に配慮した庁舎」をコンセプトにデザイン。駅前通りに面して建物の高さを抑え、親しみのある街並みをつくり、建物内外に多くの植栽を施した。自然換気や自然採光、雨水利用などによる「省エネルギー」と壁面緑化や日照調整のルーバーなどによる「熱負荷の軽減」にも配慮。外観は方位に対応した縦・横の白いルーバーとアクセントカラーの壁、アースカラーの外壁がコントラストをなし、モダンな印象を与えている。

 市は6月23日、新庁舎見学会を開催。新庁舎のペーパークラフトの配布、郷土芸能や室内楽の演奏会、名産品の販売のほか、カフェとレストランがプレオープンする。開催時間は12時~16時。

 新庁舎の設計は世界的な建築家・槇文彦さんが率いる槇総合計画事務所が担当した。過去には代官山ヒルサイドテラスやスパイラル、東京体育館、京都国立近代美術館、幕張メッセ、最近ではニューヨーク・ワールドトレードセンター内の高層ビルなどの数多くのモダニズム建築を手掛けている。